犬や猫に発生する線維肉腫は悪性の腫瘍で明確な原因は明らかではありませんが、免疫力の低下やストレスが関係しているという説もあります。線維肉腫を患っても免疫の取り組みを行う事で体調が改善したりQOL(生活の質)を維持し元気食欲を回復させる事はできると考えています。実際コルディで免疫対策をすることで犬の癌をコントロールできた例は多数あります。

このページでは線維肉腫の原因や症状、治療法、改善・完治のヒントなどをまとめました。改善例も多数紹介しています。皆様の心の支え、希望の光となることができれば幸いです。

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監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

犬や猫の線維肉腫とは?

犬や猫の線維肉腫とは?
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出すのが線維芽細胞(せんいがさいぼう)で、線維肉腫とは、体の柔らかい部分の組織に存在しているコラーゲンを生み出す線維芽細胞細胞が癌化し、拡大・浸潤していく悪性の腫瘍です。

猫に多発し、皮膚腫瘍の12~25%を占めていますが、犬にも線維肉腫は発生します。
線維肉腫は、身体のあらゆる部位に発生し、特に体幹、乳腺、四肢、顔面でよく見られるます。

10歳以上の高齢のネコの、胴や四肢に発生しやすく、ネコの皮膚線維性肉腫は猫白血病ウィルス(FeLV)と猫肉腫ウイルス(FeSV)との関連が考えられ、ウイルスやワクチン摂取との関連も考えられています。

また、線維肉腫では、ワクチン接種肉腫(注射部位肉腫)と呼ばれるタイプのものが多く、この場合、予防接種後に注射部位に肉腫(腫瘤)が発生します。

ワクチン接種肉腫(注射部位肉腫)についてはこちらをご覧ください。

猫や犬の線維肉腫の原因

猫の皮膚線維肉腫は猫白血病ウィルス(Felv)と猫肉腫ウィルス(Fesv)との関連が考えられていますが、明確な原因は解明されていません。

免疫力の低下やストレスが関係しているという説もあります。

ワクチン接種肉腫の場合には、注射やワクチンに含まれるアジュバントによる局所免疫反応や炎症が原因と考えられています。

猫や犬の線維肉腫の症状

形は不規則で固く、周囲の組織に密着しているため、境界がはっきりしていない場合が多く、外科的切除を行う場合には広範囲の切り取りが必須となります。
皮下だけでなく、筋膜や筋組織に侵入している場合もあります。

ワクチン接種肉腫の場合は、注射部位である左右の肩甲骨間や大腿部の皮下や筋肉にしこりが発生します。

浸潤性が強く(周りにしみこむように拡がりやすい)、手術で切除しても再発しやすいのですが、一方で他の臓器への転移はしにくいという性質をもっています。

初期症状は目立ったものがありませんが、進行し末期状態になると腫瘍の悪液質による機能障害と栄養不良が起こり、元気食欲低下、体力低下が進行していきます。

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猫や犬の線維肉腫の治療

猫や犬の線維肉腫の治療

手術-線維肉腫の治療

腫瘍の境界が不明瞭なため、2~3cm程度のマージンを確保して、大きめに切除します(拡大切除)。
直径2cm以下の小さな腫瘍で完全に切除できた場合には、予後は良いとされていますが、発生部位によっては広範囲に切り取ることができないことから、腫瘍細胞の取り残しは避けられません。
その場合には、化学療法や放射線療法を組み合わせて治療をしていきます。

線維肉腫は他の臓器へ転移しにくいですが、再発を繰り返しやすいがんです。
手術時には麻酔が必要で、犬や猫の体にとって負担となりますので手術後の再発を抑えるために免疫を整える事をご検討ください。

化学療法(抗癌剤)-線維肉腫の治療

手術で完全切除が出来なかった場合、化学療法を用いることがあります。
しかし、線維肉腫は抗癌剤がほとんど効かない癌です。転移が見られる場合には、化学療法の効果は期待できません。

放射線治療-線維肉腫の治療

残っているがん細胞を叩く為に用います。
しかし、部位によっては照射が出来なかったり、放射線治療を行うたびに麻酔処置が必須となりますので、麻酔によるお体への負担が懸念されます。

放射線や抗癌剤治療を受けると決断したら、免疫対策のコルディ肝臓・腎臓のケアとして国産SPF豚由来プラセンタキス末で副作用対策を行う事でQOL(生活の質)改善が期待できます。

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猫や犬の線維肉腫の予防法

日常のスキンシップを行う中で、しこりが出来ていないかを確認しましょう。
また、注射やワクチン接種後、注射接種部位の経過観察をし、以上が見られた場合には、早期に受診してください。

猫白血病ウイルス(FeLV)の接種による線維肉腫の発生リスクは高いため、FeLVワクチンを摂取する場合には、主治医としっかりお話をして検討してください。

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線維肉腫の犬・猫に自宅で出来る食事療法

線維肉腫の犬・猫に自宅で出来る食事療法
食事によって私たちや犬猫の身体は作られています。お食事の見直しは犬や猫の体質改善にも繋がります。

犬や猫の体が免疫力を保てるよう日々のお食事をまず見直してみてください。

食事療法の目的は、がんの増殖スピードを低下させ、体力をつけ、貧血やアルブミン値などを改善させることです。

がんが成長するためには糖質(ブドウ糖)が必要です。そのため糖質をできる限り制限していくことは、身体への負担がなく、すぐに始められれ副作用のリスクもありません。

魚やお肉、豆腐や納豆などのタンパク質をたっぷりと与えて、その分炭水化物・糖質が多く含まれれているフードの量を減らしていってください。

貧血対策としては、レバーを用いるとよいでしょう。

食事を変えるだけでは癌は治りませんが、線維肉腫の成長に不可欠な糖質を制限することで進行速度を抑えることはできます。フードを与えるだけよりも時間・手間はかかりますが、あまり難しく考えず始めていただければ幸いです。

食事療法のヒント

ご愛犬やご愛猫が線維肉腫になったときに是非お勧めしたいのがタンパク質の量を増やし、糖質の量を減らすことです。
ただ食事の準備が大変だと長続きしませんので皆様の手間を少しでも軽減して頂きたく、食材リストを作成いたしました。ぜひご一読ください。
ペットだって医食同源―がんに負けないための食材

治療を通して取り組んで頂きたいこと

線維肉腫が進行すると命に係わってきます。

「無治療なら余命は1~2ヶ月」と言われると、つい獣医師にゆだねるしかないと考えてしまいがちですが、飼い主様の取り組みこそが重要なのです。飼い主様の取り組みは治療効果を大きく左右し、予後に影響を与えます。

「抗癌剤治療を受ければ半年、受けなければ1~2ヶ月」と言われたら、それは抗癌剤が良く効いて、副作用も少なかった時に限る話です。
抗癌剤治療を受ければ必ず延命できるのか、副作用で元気がなくなってしまう事は無いのか、効果は必ず得られるのかなど獣医師に確認されてみることをお勧めします。

抗がん剤治療を開始すれば体力・免疫力はほぼ確実に低下してしまいますので、その対策は考えたほうが良いと思います。まずは良い食事を与え、副作用で治療をリタイアしないための体力をつけてください。そして免疫を落とさないようにしてください。

本来は免疫力ががん抑止の主役であり、実は抗がん剤はその補助にすぎないのです。免疫対策に代替療法や日本産の冬虫夏草のうち特定の菌を培養したコルディを検討してください。

さまざまな治療の「いいとこ取り」に可能性があると思います。 抗がん剤一本槍では明らかに力不足です。それを補完する治療を組み合わせていくことが大切だと思います。

線維肉腫対策には免疫対策を

ご愛猫やご愛犬が線維肉腫を患ってしまったとき、手術や抗癌剤治療を受ける・受けないにかかわらず免疫対策をすることはとても大切です。
コルディ研究室ではコルディが免疫に対してどのように働くかを研究しております。

どこまで反応するかわかりませんが、少なくとも食欲がでて元気を取り戻せる可能性は十分あります。


当研究室では、コルディを投与することで免疫調整ができるのか、癌への効果が期待できるのか研究を行っています。

ご不明な点がございましたら、お問合せ下さい

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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