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犬の悪性リンパ腫-延命のための知識

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犬の悪性リンパ腫の概要

悪性リンパ腫は「血液のがん」に分類される、全身性のがんです。致死率は極めて高く、現在の獣医療では不治の病です。

リンパ腫細胞(がん化したリンパ球:白血球の一種)は一箇所にとどまりません。増殖しながら犬の体中に広がって行きます。転移というよりも、はじめから拡散する性質を持ったがん種です。

進行とともに体力を奪い、肺を侵したり、ときには塊を作って腸閉塞を起こし、犬の生命を奪っていきます。一般的に進行は速めです。

どの犬種でも、何歳であっても発症する可能性がありますが、やはり高齢犬に多く、ゴールデンレトリバーは特に多いと感じます。

なお悪性リンパ腫の治療法はほぼ確立していて、概ねマニュアル化されています。

メインの治療は抗がん剤による薬物治療です。抗がん剤に加えてステロイド剤を用いることもあります。治療がうまくいけば、寛解する可能性があります。しかしながら寛解は一時的で、ほとんどの犬は再発してしまいます。そして再発後の治療はかなり困難なものになります。

リンパ腫の治療では、まずはなんとしても寛解に持ち込むこと。そしてなんとかして再発を防ぎ、寛解を長引かせること。これらが目標となります。

つまり一般的に施されている悪性リンパ腫の治療は「治癒」が目的ではありません。最初から「延命」を目的にしています。

寛解とは
寛解(かんかい)とは、検査でがん細胞が見つからなくなった状態です。体調が明らかに改善し、犬は以前の元気を取り戻します。まるで治ってしまったかのようです。
しかし寛解は「治癒」とは異なります。がん細胞(リンパ腫細胞)は消え去ったのではなく、体のあちこちで身を潜めています。そのためいつか再発のときが訪れます。 早ければ数週間、たいていは1年以内に再発します。

 

悪性リンパ腫の症状

初期の症状

初期のころは目立った体調変化はありませんが、皮膚にシコリが現れてくるかもしれません。体表近くのリンパ節でリンパ腫細胞が増殖し、腫れてくるためです。

首や脚の付け根のリンパ節が腫れてくることがよくあります。触れれば硬いしこりを感じるかもしれません。早期発見にお役立てください。

しかし実際のところ、初期段階で飼い主様がリンパ腫を発見することは困難です。定期健診や他の病気の診察中に獣医師が異変に気付き、念のための検査で発見されるというケースがほとんどです。トリマーに指摘されたのをきっかけにわかることもあります。

※リンパ節の腫れは必ずしも悪性リンパ腫が原因ではありません。細菌やウイルス感染症によっても腫れてきます。むしろ悪性リンパ腫以外の病気であることのほうが多いですから、ただちに悲観的にならないでください。とは言いましても早めに獣医師に触診してもらうことをお奨めします。

進行時の症状

がん細胞の数が多くなってくると犬はだんだん元気さを失います。食欲が低下して体重が減ってきます。食事を摂らせても体重減少が止まらないことがあります。しだいに筋肉まで落ちてきて見るからに痩せ細ってきます。

悪性リンパ腫の進行で肺が侵されるケースがあります。咳をしたり呼吸が荒くなってくることがあります。胸水が溜まることがあり、そうなると一段と呼吸が苦しくなり犬は辛い思いをします。

腸の付近にリンパ腫細胞が塊を作り、腸が押し潰され「腸閉塞」になることがあります。食事が通らなくなるため、食べたものを吐き出すことがあります。

脾臓が腫れてくることがよくあります。大きくなりすぎて脾臓が裂け、大出血することがあります。この脾臓破裂が起きてしまったら、一刻も早い処置が必要です。

悪性リンパ腫の検査

治療開始までの、おおまかな検査の流れ

まずは問診(症状の聞き取り)があり、触診や血液検査、エコー、レントゲンにてその原因が探索されます。吐くのであれば胃腸、呼吸が荒ければ肺の状況を知る必要があります。腫れやすい脾臓も観察します。画像検査にてチェックされるでしょう。

最終的には、腫れている場所から細胞を抜きとります。もしくは手術により組織を取り出します。そこにがん細胞が含まれているかどうかで診断をつけます。前述の検査でどんなに疑わしくても、悪い細胞がどこからも見つからなければ悪性リンパ腫と確定診断することができません。確定しなければ抗がん剤治療は開始できません。

見つけたリンパ腫細胞を調べ、高分化型なのか低分化型なのかが判別されます。一般的に高分化型リンパ腫は進行が遅いのですがあまり抗がん剤が効きません。逆に低分化型リンパ腫は進行が早い反面、抗がん剤が効きやすいタイプです。

最近は遺伝子検査も行われるようになってきています。治療方針を立てるための検査です。B細胞性リンパ腫、T細胞性リンパ腫を判別し、どの抗がん剤が効きそうか予測します。

なおCTやMRIといった高度な画像検査は必ずしも必要ではありません。犬にかかる負担も大きいうえに費用も高額です。明らかにメリットがある場合にお考えください。

治療中の検査

抗がん剤がちゃんと効いているか、副作用の程度はどうなのか、などを調べるために治療中でも検査を勧められるでしょう。もちろん過剰な検査は負担になるので推奨しませんが、無意味な治療を見切ったり、犬の限界を超えるような治療を中止するための検査はとても有益です。

 

悪性リンパ腫の治療

化学療法(抗がん剤治療)

悪性リンパ腫の一般的な治療は化学療法、すなわち抗がん剤治療です。

悪性リンパ腫は全身性の血液がんであり、そして抗がん剤が効きやすいタイプのがんです。そのため寛解に持ち込める可能性があるのは化学療法のみです。ステロイドは抗がん剤ではありませんが多用されます。

悪性リンパ腫の治療に用いられる抗がん剤には多くの種類があります。一種類だけを使う場合もありますし、複数の抗がん剤を併用することもあります。

複数の抗がん剤を使用するのは、1つの抗がん剤を大量投与する場合に比べて、効果が高まったり、副作用を分散させるメリットがあるためです。ただしより多くの副作用に対する注意が必要となります。危険性をある程度把握するために、たいていは過去の文献(プロトコール)に基づいたマニュアル通りの組み合わせになります。

プロトコールについて
犬の悪性リンパ腫で使われる抗がん剤はもともと人用です。抗がん剤の組み合わせ方も人の治療に準じています。それぞれの抗がん剤をどのように投与していくかは、過去の臨床試験で記された治療計画書に基づきます。その文書はプロトコールと呼ばれ、犬の悪性リンパ腫の治療では多用されます。もしかすると飼い主様も耳にすることがあるかもしれません。似たニュアンスの言葉にレジメンがあります。レジメンは現場での具体的な治療計画を指します。

複数の抗がん剤を組み合わせるプロトコールには、有名な「MADISONプロトコール」「CHOPプロトコール」などがあり、文献上では非常に良好な成績が出ています。

手術(姑息手術)

手術でリンパ腫細胞を取り切ることは不可能で、寛解を目指すことはできませんが、場合によっては有用な治療です。目の前の危機を除去する手術です。例えば腫瘍によって腸管が塞がりかけているとき、それを取り除くことは延命につながります。腫れた脾臓が破裂した場合は出血を止めるための手術が必要です。

他にも首のリンパ節が腫れてきて呼吸しにくい場合は、リンパ節を取り除くことで明らかにQOLが改善することがあります。このような症状軽減が目的の手術は、姑息手術と呼ばれます。

姑息という言葉にネガティブなイメージがあるかもしれませんが、姑息手術は有益で前向きな治療です。

その他の治療法

悪性リンパ腫の治療には化学療法しかないと信じられていますが、実際には化学療法を補強したり代替する治療法があります。代替するということは、抗がん剤を使用せずに寛解に持ち込むということです。

一般的な常識では「抗がん剤治療以外でリンパ腫を寛解させることは不可能」とされていますが、その常識は誤っています。抗がん剤を使わない寛解例は存在します。

代替療法を実践する動物病院の話を聞いてみるとよいでしょう。それらの動物病院を探すときは、自然療法、先進治療、東洋医学などのキーワードで見つけることができるでしょう。

このサイトで紹介している動物病院の中にも代替療法を実施しているところがあります。

コルディM取り扱い動物病院

サプリメントも補強に役立つ可能性があります。抗がん剤の効果を相乗的に高めたり、副作用による免疫システム破壊の軽減を期待してお使いください。

良く反応してくれれば獣医師が驚くような結果も期待できます。

下は猫リンパ腫の肺レントゲン画像です。抗がん剤を一切使わずに肺をクリアにしています。画像上は寛解と言って良いと思います。
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猫の悪性リンパ腫の改善例

抗がん剤で体力を落とさないために、そして治療効果を高めるために栄養の摂り方も重要です。食事の工夫はがんの抑制にも大いに役立つと考えています。

がんの犬猫におすすめする取り組み-低糖質、高タンパク質の食事

そして精神的なアプローチもないがしろにできません。リラックスが免疫機能を向上させ、ストレスが免疫低下を引き起こすことは科学的にも明らかなことです。スキンシップなどで愛情を注いであげてください。手を加えた食事で喜ばせてあげてください。抗がん剤の反応が良くなり、副作用のつらさを取り除く可能性があります。

寛解後の治療

うまく寛解に持ち込めた場合、化学療法を中断して様子を見るのか、そのまま治療を継続するかの判断に迫られます。動物病院によっても考え方が分かれるでしょう。

化学療法を続けたほうが寛解期間を延長できてメリットが多いと思うかもしれませんが、様々な理由からそうとは言い切れません。

とことん抗がん剤を継続投与していた場合、もし再発してしまったときの治療奏効率はガタ落ちになるでしょう。なぜなら効かなくなった抗がん剤は入れ替えなくてはなりません。次の抗がん剤が同じように効く保証はなく、むしろ効きにくいからです。最初にもっとも効果を期待できる抗がん剤を使うのが普通で、二番手、三番手となるにつれ期待は薄くなってきます。

そして抗がん剤を続けていたために体力も免疫力もボロボロとなってしまうでしょう。そのような状況では、当然ながら治療効果をほとんど期待できません。

再発後の治療

寛解に持ち込んだ抗がん剤による治療を試みたり、別の抗がん剤に変更したりして、再寛解を狙います。

再び寛解に持ち込めれば良いのですが、実際は簡単ではありません。抗がん剤治療を継続していた場合は前述の理由により治療が困難です。

薬剤耐性獲得といって、リンパ腫細胞はいずれ抗がん剤に対して抵抗するようになってきます。抗がん剤には多くの種類がありますが、タイプ別に分けるとそう多くはありません。同タイプの抗がん剤を使うとき、思ったほどの効果が出ない可能性は十分にあります。

もう抗がん剤の副作用に耐えられる体力が犬に残っていないと判断されれば、積極的な治療は行われないでしょう。残した体力を削ってしまい、延命を望めないどころか寿命を縮めてしまう可能性が高まるからです。

ステロイド剤の投与は継続されるかもしれません。食欲改善・体重増加・体力回復などが期待できます。ステロイドの継続使用には免疫の働きを低下させる懸念がありますが、抗がん剤のような強烈な副作用の心配はありません。

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弊社のコルディM/コルディGはワンちゃん、ネコちゃんの免疫を整え病状の改善を目指し開発されたサプリメントです。
犬の悪性リンパ腫の長期生存例、改善例が報告されています。
ご愛犬が悪性リンパ腫と診断されたら、コルディの使用をご検討ください。
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治療を通して取り組んで頂きたいこと

悪性リンパ腫は厳しい病気です。低分化型、高分化型、B細胞性、T細胞性と分類の違いはあれども、いずれも難治性のがんです。

抗がん剤治療が有効だと言われている通り、実際に「madisonプロトコール」「CHOPプロトコール」といった有名な臨床試験の成績は極めて優秀です。抗がん剤を使うと決めたら、その恩恵を十二分に受けなくてはなりません。

しかしどうも飼い主様の話を聞いていると、上記プロトコールの恩恵を得られる犬は限られているようです。高齢である、体力がない、合併症がある、など様々な要因により思った効果が得られなくなるためでしょう。

体力がないのに無理やり実施して、副作用のために治療をリタイアするケースも少なくありません。犬は人間ほど副作用が出ないなどと言われますが、それもどうかと思います。犬が喋れませんから、吐き気やめまい、しびれなどを訴えることができません。また犬の血液検査値の正常範囲のあいまいさも副作用を少なく見せているでしょう。

一般治療だけに頼らず、それ以外の取り組みも始めてください。抗がん剤治療の効果を高めつつ、副作用を軽減させるためです。犬に備わっている免疫力や自然治癒力を利用します。それらをないがしろにして良い結果を得ることは困難です。

若い犬が抗癌剤に耐えるのは、体力や免疫力に余力があるからです。高齢ではそうはいきません。

「無治療なら余命は1~2ヶ月」と言われると、つい獣医師に委ねるしかないと考えてしまいがちですが、飼い主様の取り組みこそが重要なのです。飼い主様の取り組みは治療効果を大きく左右し、予後に影響を与えます。

「抗癌剤治療を受ければ半年、受けなければ1~2ヶ月」と言われたら、それは抗癌剤が良く効いて、副作用も少なかった時に限る話です。
抗癌剤治療を受ければ必ず延命できるのか、副作用で元気がなくなってしまう事は無いのか、効果は必ず得られるのかなど獣医師に確認されてみることをお勧めします。

抗がん剤治療を開始すれば体力・免疫力は必ず低下しますから、その対策は考えたほうが良いと思います。まずは良い食事を与え、副作用で治療をリタイアしないための体力をつけてください。そして体力が充実してくると、こんどは良い免疫が宿ります。

本来は免疫力ががん抑止の主役であり、実は抗がん剤はその補助にすぎないのです。これは事実です。免疫対策に代替療法やサプリメントを検討してください。

さまざまな治療の「いいとこ取り」に可能性があるのです。抗がん剤一本槍では明らかに力不足です。それを補完する治療を組み合わせていくことが大切です。

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