高齢のビーグル犬に発生した口腔内メラノーマを抗癌剤治療を行わずコルディで病状を長期にコントロールしている症例報告が獣医師よりありましたのでご紹介いたします。

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

犬や猫に発生する口腔内メラノーマへの対応

犬や猫に発生する口腔内メラノーマとは

犬や猫に発生する口腔内メラノーマは非常に悪性度が高く、手術をしても再発率が高い悪性腫瘍です。
また抗癌剤もほとんど効果が期待できないため予後の悪い疾患です。

しかし自身の免疫細胞がしっかりと働けるようになれば、腫瘍の増殖を防ぐことが期待ができます。

今回、ビーグル犬に発生した口腔内メラノーマをコルディを服用し長期にコントロールしている症例報告をいただきましたのでご紹介いたします。

犬のメラノーマの詳細はこちらで解説してます。合わせてごらんください。

コルディでメラノーマの病状コントロール

情報提供:ペットハウスきずな動物病院様
大阪府大阪市阿倍野区阪南町3-1-8

【口腔メラノーマ:外科手術とコルディの使用】
犬種:ビーグル犬
性別:去勢雄
年齢:2001年5月7日生まれ(2017年7月現在16歳)
コルディ使用期間:2015年夏頃~

治療経過

2015年4月6日、右下口唇に5×4×3mmの腫瘤発見し、同月15日に切除、病理検査の結果悪性黒色腫(メラノーマ)と診断。
夏頃よりコルディ(0.4g/kg/day)の使用を開始、その他アンチノール併用、食事は腸管アシストを与えていた。
2016年5月12日、同部位に腫瘤再発、体表の複数腫瘤と同時切除、口唇部の病理検査は悪性黒色腫(メラノーマ)。
10月21日にも同部位に3mmほどの黒色斑発見。切除等の治療せず、コルディのみで経過観察(写真①)

【写真①】
写真①

2017年6月9日に同部位に腫瘤再発・切除、病理検査は悪性黒色腫(メラノーマ)。抗がん剤等の積極的治療は行わず、引き続きコルディのみで治療継続中(写真②)。

【写真②】
術前
写真② (2)

術後
写真②術後

高齢であること、そしてメラノーマは抗癌剤が非常に効き難いことからこのビーグル犬には抗癌剤は使用せずコルディを与えているが長期に病状をコントロールできており、飼い主様も喜ばれている。

【研究室より一言】

犬の口腔内メラノーマは非常にたちの悪い、進行の早い癌で、動物病院では匙を投げられてしまう事も少なくありませんが、この子の場合、高齢でありながら、2度の手術を乗り越えてくれています。

術後は免疫の低下が懸念されるため、出来るだけ早く免疫力を元に戻し、体内に残っている腫瘍細胞を抑え込んでいくかが重要です。
術前術後はコルディの使用量を多めにしていただくことで、通常より早い術後の回復が見込めます。


当研究室では、コルディを投与することで免疫調整ができるのか、癌への効果が期待できるのか研究を行っています。
ご不明な点がございましたら、お問合せ下さい

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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メラノーマ症例報告
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