自壊した末期乳腺腫瘍の犬(パピヨン)にコルディを与えて、癌が綺麗になった症例報告をいただきましたのでご紹介します。コルディの服用と並行して乳腺腫瘍の自壊部分にはコルディを水に溶いてスプレーしました。液体培養したコルディはそのままスプレーすることが出来ます。コルディを併用することで身体に負担を掛けずQOL(生活の質)を保ちながら過ごすこともできるかもしれません。

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監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

犬の乳腺腫瘍にコルディを使用し腫瘍が縮小した例

乳腺腫瘍とは

犬や猫の悪性乳腺腫瘍(以下、乳腺腫瘍)は再発しやすく非常に「たちの悪い」がんです。
手術しても再発する可能性が高いので手術すれば安心と言えない癌です。

タチのわるい乳腺腫瘍ですが、コルディを併用することでQOL(生活の質)を保ちながら生活することができるかもしれません。

乳性腫瘍に対しての対処方

乳腺腫瘍を高濃度ビタミンC点滴およびコルディで治療しました。

切除手術・抗がん剤治療は実施していません。末期のために体調が非常に悪く、ダメージの少ない治療方針を立てました。

外科的処置としては、途中で変形した腫瘍に紐で縛り、ゆっくり脱落させたくらいです。治療は功を奏し元気回復。乳腺腫瘍を完全にコントロールすることができました。

情報提供:かも動物病院(東広島市)
併用した治療:高濃度ビタミンC点滴療法

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治療の経過

治療開始前

犬の自壊した乳腺腫瘍の改善例

パピヨン15才メス。最大の腫瘍は4.35cm×3.71cmの大きさで、自壊出血している。出血に伴い貧血が現れている。食欲乏しく全身状態不良。

高齢のうえに全身状態が悪く、手術、全身麻酔、抗がん剤は回避。

高濃度ビタミンC点滴とコルディによる治療方針を立てる。コルディは内服および患部へのスプレーで投与。服用量は20ml/日。

画像の解説
写真の左側が頭部、右側が尾部。乳首が8つあり、腫瘍は3つ。腫瘍の1つは完全に裂けている。

治療開始から1週間後

乳腺腫瘍の治療1週間後

わずか1週間で腫瘍の縮小が見られました。面積はそれぞれ58~68%に縮小。高さは計測していませんが、伊藤先生のコメントでは「潰れてきているように見える」とのことです。体積で考えれば短期間で著しい縮小を得たことになります。
一部腫瘍の色がかなり変化しました。血行が良くなったように見えます。

体調も急速に回復。治療開始時はあまりに体調が悪く、十分量のコルディを飲むことができませんでしたが、数日すると飲めるようになっています。高濃度ビタミンC点滴はしっかり実施できました。

治療開始から2週間後

乳腺腫瘍の治療2週間後

 

腫瘍は縫合していませんが自壊が治まってきています。

体調の回復も順調。危険を脱した感があります。

患部の周りの毛が黒ずんでいるのは、血液の汚れやコルディをスプレーしているためです。

治療開始から3週間後

乳腺腫瘍の治療3週間後その1 乳腺腫瘍の治療3週間後その2
一番大きかった腫瘍が真っ赤になりました。面積が拡大しましたが高さは減少。出血はなく、状況は悪くありません。
形状が変化し根本が細くなっています。正常組織と腫瘍が分離してきているようにも見えます。伊藤先生はこの形状を「カリフラワー状」と表現しています。

伊藤先生の発案により、カリフラワーの根本部分にひもを掛けて結び、病巣を自然脱落させることにしました。麻酔なしで処置できるので安全です。

他の2つの腫瘍は落ち着いているようなので、そのまま様子を見ます。

治療開始から4週間後

乳腺腫瘍の治療4週間後

予測通り、根本にひもをかけた腫瘍は自然脱落。脱落に要した日数は10日間です。太い栄養血管から脱落後に出血があったため、レーザー処置で止血させています。

切断面は縫合せず、液体コルディのスプレーだけで処置することにしました。3週間あればきれいになると伊藤先生は予想しています。

 

治療開始から5週間後

乳腺腫瘍の治療5週間後

病巣が脱落した傷は急速にきれいになりました。がん細胞が残っているのか不明ですが、覆ってきている皮膚は健康に見えます。

他の腫瘍の面積が徐々に拡大しつつあります。治療開始前よりは小さく、面積比は45.9%~63.7%です。伊藤先生のコメントでは「残りの腫瘍もカリフラワー状になってきそうだ」とのことです。

がん細胞が減少していると予想して、コルディを1日飲用量10mlに減量しました。

体調が良好なので根治的な切除手術も視野に入ってきますが、現在の治療を継続することにしました。

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治療開始から7週間後

乳腺腫瘍の治療7週間後その1 乳腺腫瘍の治療7週間後その2

病巣を脱落させた切断面は完全にきれいになりました。ここに口を開けた大きな腫瘍があったと想像するのは難しいかもしれません。乳首の数が7個に減ったので治療が施されたことがわかります。

残りの2つの腫瘍は拡大傾向にあり、盛り上がってきています。伊藤先生のコメントでは、「生体が癌細胞を押しのけている感じ」とのことです。

この写真の撮影後に大きいほうの腫瘍の根本にひもをかけました。うまくいけば、また腫瘍を自然脱落させることができます。

治療開始から10週間後

乳腺腫瘍の治療10週間後

ひもをかけてた2つ目の腫瘍も脱落させることができました。脱落に要した日数は17日間です。1つ目よりも時間がかかりましたが、麻酔を使っていませんので体への負担はとても少なく済んでいます。

少し大きな脱落創ができましたが、前回と同様に液体コルディをスプレー塗布することで処置する予定です。傷の修復は2週間程度と予測しています。

現在のサプリメント飲用量は10ml/日。体調は相変わらず良好です。

治療開始から11週間後

乳腺腫瘍の治療11週後

腫瘍の脱落創は、急速に正常な皮膚に覆われてきました。治療している伊藤先生も驚くほど順調な回復ぶりです。

1つめの脱落創はすでに完全治癒しています。QOL(体調・食欲)は良好です。

ここまで非常に良い経過を辿っています。医薬品や他のサプリメントでしばしば問題となる耐性や免疫枯渇が現れる気配はありません。

治療開始から14週間後

乳腺腫瘍の治療14週後

2つ目の脱落創も正常な皮膚で覆われました。血色が良好です。

残っている最後の腫瘍は16mm-17mmの大きさです。当初は16.8mm-14.6mmでしたので面積で比較すると拡大しています。

成長しているというよりも、生体から押し出されているようです。もっと飛び出してくれば、ヒモを使って結紮脱落させることも可能になるでしょう。

治療開始から21週間後

乳腺腫瘍治療21週後

残っている最後の腫瘍は徐々に縮小して10mm-8mmになりました。もう、がんに勢いは感じられません。

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レントゲン画像

初診時

乳腺腫瘍の治療前レントゲン写真
2012年1月撮影。治療開始時のパピヨン胸部レントゲン写真です。乳がん(乳腺腫瘍)は肺に転移しやすい癌腫です。伊藤先生は数個の疑わしい結節性病変を見つけています。

治療開始から半年後

kamoxray02

2012年6月5日撮影。治療開始から6ヶ月経過。疑わしい病巣は見えません。

写真の説明
画像左側が頭側、右側が尻尾側です。写っている脚は前脚です。肺は空気で満たされているので黒っぽく写ります。肺の中には心臓が見えます。

かなり心臓が大きく見えますが、パピヨンのような小型犬では加齢にともなう心臓肥大がよく見られます。必ずしも心配はありません。
改善後のパピヨン

2012年9月、パピヨンが永眠しました。老衰でした。写真は元気になってからの姿です。

伊藤先生からは次のようなコメントを頂いています。

「最後までコルディは飲んでくれました。コルディは本当の自然死を実現してくれると感じました。 良い死に方でした。(3つめの)腫瘍は大きさに全く変化がありませんでした。ある程度腫瘍が少なくなるとコルディによる免疫力で維持出来たと思います。」

かも動物病院では、動物にできる限り負担をかけずに乳腺腫瘍を治療する方法を探索しています。ビタミンC点滴以外にも様々な治療方法を提供します。広島でがん治療でお悩みの方は、一度相談してみてください。


ご不明な点がございましたら、お問合せ下さい

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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