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東洋医学的「秋のケア」

少しずつ暑さが和らぎ、秋の気配を感じるようになりました。

夏の暑さで消耗した体が次第に回復してくる時期ですが、空気も乾燥し始めるため、皮膚や体内の潤いを奪います。

東洋医学的には『燥邪(そうじゃ)』といって、体内に入ることで皮膚の潤いを奪います。
また、秋は『肺』とも関連しています。
『肺』はエネルギーと水分を全身に巡らせる働きがありますが、この働きがうまくいかないことで『肺』に水が溜まりやすくなり、咳や喘息、アレルギー性鼻炎、また肺は大腸ともつながっていますので、下痢なども起こりやすくなります。

故に、秋はしっかりと体を潤し、来る冬に備えて体力を養う、重要な季節です。

以下に秋の養生についてご説明いたします。
是非、ご自宅で取り組めるところからスタートしてみてください。

秋に取り入れたり食材

秋が旬の食材はもちろんですが、秋は白い食べ物が良いとされています。

・梨
・リンゴ
・山芋
・里芋
・れんこん
・白いんげん
・白ごま
・白きくらげ
・豆腐、豆乳

ただ、梨やリンゴ、イモ類は糖質が多いため、腫瘍を患っている子の場合には控えめにするか、その他の食材を取り入れてみてください。

また、弊社でよくお勧めしている『サバの水煮缶』。
サバはエネルギーを補う力も強いだけでなく、皮膚や呼吸を乾燥から守ってくれる働きもあります。

塩分が気になる子の場合には、汁は捨てていただき、身に熱湯をかけて軽く塩分を抜いていただければご使用いただけます。

ただ、汁にはEPA/DHAも豊富に含まれていますので、水などで薄めて、製氷機で小分けにして保存しておくと良いかと思います。

秋の対策

①加湿器
冬のようにガンガン使う必要はないですが、適度な湿度を保つことが重要です。
概ね40~60%程度が良いとされていますので、ご自宅の湿度計を見て、少し湿度が低いようでしたら加湿器で潤してあげてください。

②冷え対策
寒暖差が激しくなりますので、知らず知らずのうちにお体が冷えていることがあります。
冬ほどがっつり温めるという必要性はありませんが、夏と同様『冷やさない』ようにすることが重要です。
ご相談時にも良くお伝えしていますが、腹巻をしていただいたり、もし触って冷えを感じる部分があれば、温灸を行ってあげたりしてみてください。
また、温めた後にマッサージを行ってあげると、全身の巡りが良くなりますので、是非コミュニケーションの一環として行ってあげてみてください。

③燥邪に有効なツボ
燥邪に有効なツボは
・肺兪(はいゆ)
・陰陵泉(いんりょうせん)
になります。

ツボの位置は言葉で説明するとわかりにくいので、インターネットで調べてみてください。
(いろいろ画像が出てくるのでわかりやすいと思います)

また、呼吸が苦しい子の場合には、肩甲骨の間が狭くなっていることが多いです。
指2本程度の幅があれば良いのですが、もしそれよりも狭くなっているようであれば、肩甲骨間もマッサージし、間を広げてあげてみてください。

免疫を整え健康を維持する

ご愛犬やご愛猫にできるだけ苦しい思いをさせたくないというのは皆様に共通したお考えだと思います。
そのためにも、できるだけペットたちの免疫の免疫を守っていただきたいと思います。

コルディは多くの犬や猫の健康維持にご愛用頂いています。使用例も多数あります。
詳しくはお問い合わせください。

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。


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