くしゃっとした顔に大きな耳が特徴のフレンチブルドッグ。

フレンチブルドッグの起源には様々な説がありますが、フランスに持ち込まれたブルドッグに、パグやテリアを交配して誕生した説が有力とされています。
ブルドッグはイギリス原産で、闘犬として用いられていましたが、闘争的な性格を改良しペットとして飼えるように改良されたのが、フレンチブルドッグです。

寿命は平均9-11歳と、小型犬の中では短いですが、日常生活を気をつけることで、寿命を伸ばしていくことも期待できます。

フレンチブルドッグさんの特徴

フレンチブルドッグ、通称フレブルさんは、アメリカタイプとヨーロッパタイプがあります。

<アメリカタイプ>
・胴が短めでコンパクト。
・どちらかと言うと童顔タイプ。

<ヨーロッパタイプ>
・筋肉質でガッチリとした体格。
・どちらかと言うとかっこいい顔つき。
・顔と頭はアメリカタイプよりやや小さめ。

 

そして、フレブルさんの特徴といえるのがコウモリ耳(バットイヤー)です。
ブルドッグ特有のローズ耳(後ろに耳が折れていて内側が見える状態)の子もいますが、品種改良中にコウモリ耳(バットイヤー)が誕生。
当時はヨーロッパではローズ耳、アメリカではコウモリ耳と好みが分かれていましたが、現在はコウモリ耳が腫瘤となっています。

 

ブルドッグの血筋から、一見怖そうな印象をいだきますが、明るく愛想の良い性格で、非常に利口。
動きも機敏で、家族と遊ぶことが大好きな犬種です。
一方で、闘犬であるブルドッグの血筋と、牛追いやネズミ狩り競技に使われていたテリア系の血筋から、キレると見境なく噛み付くなどの危険な子もいます。
見知らぬ人に警戒心を抱く傾向もあるので、番犬としても向いています。

 

小柄な体格の割には食欲が旺盛な犬種ですので、肥満には注意が必要ですし、お顔の作りから鼻腔が狭く複雑なため、イビキなどの呼吸器障害がみられやすい犬種でもあります。
暑さが苦手なので、夏場は温度管理に気を付けなくてはいけません。

フレンチブルドッグさんの病気

フレブルさんで気をつけたい病気をいくつかご紹介します。

①膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう、パテラ脱臼)
膝の関節が脱臼してしまう病気です。
膝の関節部分には、『お皿』と言われる膝蓋骨(しつがいこつ)が乗っかっているのですが、これが内側や外側に脱臼してしまうことがあります。
フレブルさんをはじめ、小型犬の場合には内側に脱臼することが多いのが特徴です。
生まれながらに外れやすくなっている先天性膝蓋骨脱臼と、成長後に交通事故や運動時の捻りなどが原因で脱臼してしまう外傷性膝蓋骨脱臼とあります。
膝蓋骨の戻り方によってグレード1~4に分類され、重度の場合には手術が必要になります。
スキップのような歩き方、3本脚で歩く、つま先立ち、膝が腫れる、脚の痛みを訴えるといった症状をすばやく見抜き、早期発見・早期治療を施しましょう。

 

②椎間板ヘルニア・脊椎軟化症(ついかんばんへるにあ・せきついなんかしょう)
強烈な痛みやしびれだけでなく、麻痺や感覚消失に陥ってしまうこともあります。
そして、一番怖いのは『進行性脊椎軟化症』です。
これは、椎間板ヘルニアのグレードⅤのうち、約10%に発生すると言われており、発症した場合ほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。
障害が起きた部位から炎症が広がっていき、脊髄の軟化が波及、最終的には痛みと呼吸困難を起こして命を落としてしまいます。
とても進行が早く、通常は症状が現れてからの余命は3~7日と言われています。

椎間板ヘルニアの治療には、内科療法・外科療法・鍼治療などが挙げられます。
従来は、内科療法・外科療法のみでしたが、近年は鍼治療によって、症状を緩和するという治療法も加わっています。
ただし、痛みや麻痺などがおきてすぐの場合は、まず炎症を取り除くことが今後の症状に関与してきますので、ステロイドなどの抗炎症薬を用いることが一般的です。

 

③股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
生まれながらにして股関節の緩みがあるため、成長とともに股関節が亜脱臼(あだっきゅう)が進行し、痛みやモンローウォーク(腰を振りながら歩くこと)などが見られます。
関節炎に進行すると、成犬時に骨棘(こつきょく)と言って、骨が棘状になることから、変形性関節症となり、歩行異常が見られるようになります。
従来は大型犬での発症が多いとされていましたが、近年はポメラニアンやフレンチブルドッグでの発症も報告されています。

 

④鼻腔狭窄(びくうきょうさく)
鼻腔狭窄とは、鼻の穴とそれに続く「鼻腔」と呼ばれる空気の通り道が狭くなっている事を言います。
通称『鼻ぺちゃ』と言われるパグやフレンチブルドッグ、シーズーなど、小型の短頭種で起こりやすい病気です。
先天的なものが多く、鼻腔が狭いためにイビキをかいたり、呼吸時に音がしたり、重度の場合には呼吸困難を起こすこともあります。
鼻腔狭窄に『声門の狭窄』や『長すぎる軟口蓋』などの症状が合わさった場合には、『短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうこうぐん)』と呼ばれます。

 

⑤熱中症
動物たちは汗がかきにくいため、暑くなると、舌を出してハァハァと速く浅い呼吸を行い、唾液を蒸散させ、気化熱で体温を下げようとします。
熱中症はどの犬種でも起きてしまいますが、鼻腔が狭く複雑な構造になっている短頭種ではスムーズに呼吸が出来ず、また熱さによって悪化しますので、熱中症に陥りやすい傾向があります。

 

⑥肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)-フレンチブルドッグの寿命に関わる病気
免疫の構成細胞として重要な肥満細胞が、何らかの原因によって腫瘍化してしまったものを、肥満細胞腫と言います。
加齢による免疫の低下が原因と言われますが、若齢でも起こることから、明らかな原因はわかっていません。
ただ、発症しやすい犬種として、レトリーバー系、ブルドッグ系が挙げられています。
皮膚にできるタイプと内臓に出来るタイプによって症状が異なります。
肥満細胞腫については、別ページにけいさいしておりますので、そちらをご覧ください。
犬の肥満細胞腫の原因と対策、そして延命・克服方法について

 

フレンチブルドッグさんで気をつけたいこと

フレンチブルドッグさんで最も気をつけたいことは体重管理です。
前述したように、関節の問題にしても、鼻腔の問題にしても、体重によって症状が悪化してしまう可能性があります。

また、肥満は慢性炎症の一つです。
体内に炎症が起こることから免疫細胞が活性化し、その結果肥満細胞が活性化しすぎることによって肥満細胞腫を引き起こしてしまうことも懸念されますし、その他の腫瘍を引き起こしてしまう可能性も考えられます。

定期的に体重測定をすることも大事ですが、難しい場合には、日頃からBCS(ボディ・コンディション・スコア)を目安にして、お食事の量や運動量を調節してあげてください。

 

※BCS(ボディ・コンディション・スコア)の見方。
①横からウエスト部のくびれ具合を確認します。
②真上から腰のクビレ具合を確認します。
③肋骨部を撫でて、骨が触れるかどうかを確認します。うっすらと手のひらで感じられる程度がベストです。
④ウエスト部分を手で触って確認します。
⑤腰の上のあたりを触って、腰の骨がどのくらい浮き出ているかを確認します。

環境省のパンフレットを参考にしてください⇒『飼い主のためのペットフード・ガイドライン

 

また、熱中症対策として、気温が高い時期には、お散歩はなるべく控えめにするか涼しい時間帯にとどめ、首元や脇の下を保冷剤で冷やすなどして、体温が上がりすぎないように気をつけてあげましょう。

 

しかし、どんなに気をつけていても、ご年齢に伴う免疫力の低下は避けることが出来ません。
免疫力の低下は、様々な疾病を引き起こしやすくなる要因でもあります。

ご愛犬の健やかな生活のために、免疫力をサポートするコルディを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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■こちらも合わせてごらんください。
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